MK-300
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MK-300 イメージング分光器

新設計光学系採用の本格ポリクロメータ。

CCD検出受光面全域にて空間分解能に優れています。分岐バンドル光ファイバ等を用いた多点同時分光測定や、顕微鏡との接続による分光測定等に最適です。

回折格子は最大3枚まで搭載可能で、電気系コントローラを搭載しており、USBケーブルでPCと接続し付属の専用ソフトにて波長駆動及び回折格子切換を行うことができます。

 カタログ(PDF)

 

従来のポリクロメータとMK-300の比較

  1. 水銀ランプ光を光ファイバでイメージ測定した場合

 

 

2. ハロゲンランプのような連続光を光ファイバでイメージ測定した場合

 

 

従来のポリクロメータでは、検知器受光面の中心は空間分解能が良いが、両端は非点収差が発生し、像が重なっていますが、MK-300では検知器受光面全面において空間分解能に優れています。

 

 

特長

 

  • 非点収差を極限まで減らし、波長両端で発生していた解像度低下を大幅に改善

 

  • 回折格子は最大3枚搭載可能

 

  • 多点同時分光スペクトル測定に最適

 

  • 観察画像の分光スペクトル測定に最適

 

  • 2検知器切換タイプもラインナップしています。

 

 

仕様(1200本/mm回折格子使用時)

 

 逆線分散 2.58nm/mm
 光学系 収差補正型特殊光学系
 明るさ F=4.4
 波長分解能 半値幅0.2nm(3pixels以内)
 迷光 5×10-3以下
 波長正確さ ±0.2nm(3pixels以内)
 波長再現性 ±0.2nm(3pixels以内)
 回折格子切換再現性 ±0.2nm(3pixels以内)
 光学的波長範囲

200~1000nm

 波長移動方式 サインバー機構、波長リニア移動
 波長駆動方式 ステッピングモータ駆動(PC・専用ソフト制御)
 回折格子 刻線有効50×50mm
 回折格子切換方式 ステッピングモータ駆動(最大3枚まで搭載可能)
 入射スリット  幅: 0.01~4mm(両開き対称連続可変・読取り最小目盛0.01mm)

 シャッタ

手動シャッタ(自動シャッタはオプション)
 ソフトウェア 回折格子切換・波長移動(USB接続)

*CCD検知器受光サイズ26.6mm(1024×256pixels 26µm/pixels)の場合

 

 

標準構成

 

●分光器本体(コントローラ込、回折格子別途)
●入射スリット
●手動シャッタ
●CCD検知器取付用ホルダ
●ソフトウェア

●接続ケーブル

●取扱説明書


 

オプション品


●回折格子(ホルダ付き)

●ファイバホルダ

●XY調整機能付ファイバホルダ

●自動シャッタ

●フィルタホルダ

●低圧水銀ランプホルダ(波長校正用)


 

外形寸法


●本体:約W415×D400×H270mm
●重量:約20Kg


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