DIR-250
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DIR-250 赤外絶対分光感度測定装置

 

本装置は、2~14μm(2000~14000nm)の波長範囲において、光検出器の絶対分光感度を測定する装置です。

分光特性がフラットなサーモパイル検出器を用いて、波長ごとの相対照射光量を測定します。基準測定では、2122nmのレーザーと分光感度が校正されたInGaAs検出器を使用し、2122nmにおける絶対光量を算出します。次に、サンプルに2122nmのレーザーを照射し、2122nmにおけるサンプルの絶対分光感度を求めます。

さらに、波長ごとのサンプル電流値をサーモパイル検出器による相対照射光量から換算し、測定波長領域における絶対分光感度を算出します。

 

 カタログ(PDF)

 

特長

 

  • 波長2~14μmの赤外線領域において、分光感度測定が可能です。

 

  • 光学系はガスパージに対応しており、赤外線領域での高精度な測定を実現しています。

 

  • 絶対分光感度の算出は、サンプルが波長2122nmに対して感度を有している場合に限ります。

 

 

ソフトウェア画面


 
 <測定条件>
 
 <測定結果>

構成図


 

仕様

 波長範囲①  ①2~10μm
 波長範囲②  ②8~14μm
 波長純度①  ①約24nm
 波長純度②  ②約60nm
 波長正確さ①  ①±0.8nm以内
 波長正確さ②  ②±2.0nm以内
 測定モード  DC測定 / AC測定
 絶対値測定用レーザー

 波長2122nmファイバ出射LD光源

 レーザー光照射径  約Φ300μm
 単色光 照射面積  約5.7×2.3mm *モノクロメータスリット像を1対1で結像
 測定項目  レーザー光をInGaAsに照射して照射光量測定

 レーザー光をサンプルに照射して絶対分光感度の値付け
   単色光をサーモパイルユニットに照射して相対光量測定

 単色光をサンプルに照射して絶対分光感度を算出
 ソフトウェア保存機能  バイナリ保存およびテキスト保存

 

 

標準構成

 

●ハロゲンランプ150W・電源・ホルダ
●セラミックヒータ光源・電源・ホルダ
●光源集光光学系 2光源自動切換
●広帯域モノクロメータ(トロイダル)
●回折格子 150本/mm 3.0μmブレーズ
●回折格子 150本/mm 6.0μmブレーズ

●回折格子 60本/mm  16μmブレーズ
●出射光学系(ガスパージ対応)
●波長2122nmファイバ出射LD光源
●波長駆動装置
●高次光カットフィルタ(S-1.1、G-1.8、IR-1、IR-2、IR-3)
●フィルタ自動切換装置
●シャッタ自動機構
●可変チョッパ DC / 13~500Hz
●試料室
●全体架台

●サーモパイルユニット

●InGaAs検出器・ホルダ・冷却コントローラ

●ソースメータ

●ロックインアンプ・電流アンプ

●インターフェースユニット

●ノートPC

●ソフトウェア


 

ソフトウェア機能

 

●測定モード選択

 ・標準検知器測定

 ・サンプル検知器測定

 ・照射光量キャリブレーション測定


●測定条件設定

 ・サンプル名、測定波長範囲、測定波長間隔 等


●装置制御

 ・分光器波長制御、回折格子自動切換、高次光カットフィルタ自動切換、シャッタ自動設定 等


●電流計制御


●ロックインアンプ制御


●信号取込

●横軸波長、縦軸分光感度(A/W)

●検知器生データ表示

●データ保存及び読込(バイナリおよびテキスト)

 

 

 

ユーティリティ

 

●本体寸法:約W1300×D600×H1420mm *突起部およびPCラックは含まず


●重量:約360kg


●消費電力:AC100V±10% 50/60Hz 1000VA以下

 


 


関連製品

 
CEP-25RR 分光感度・内部量子効率測定装置 特許 第4663155号 取得

 

  • 波長依存性のない定エネルギー、定フォトンの単色光を太陽電池に照射し、各種太陽電池の分光感度特性、量子効率を測定する装置(波長範囲300~1700nm)
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  • 波長依存性のない定エネルギー、定フォトンの単色光を太陽電池に照射し、各種太陽電池の分光感度特性、量子効率を測定する装置(波長範囲300~1200nm)

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  • 波長依存性のない定エネルギー、定フォトンの単色光を太陽電池に照射し、各種太陽電池の分光感度特性、量子効率を測定する装置(波長範囲300~1200nm)
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