マルチチャンネル分光

CCD、CMOS、InGaAs等のマルチチャンネル検出器を有効に使用して測定するため、光学系の収差を極限まで減らした分光器です。検出器の受光面全面において空間分解能が高いため、下記の用途でご使用頂けます。

 

参考資料: MK-300によるイメージング分光測定(7インチLCD液晶画面)

 

 多点同時分光スペクトル測定

観察画像の分光スペクトル測定 

複数試料や複数個所の発光をバンドル光ファイバ等で 1台の分光器に導入し、同時に分光スペクトル測定が行えます。

顕微鏡やカメラレンズ等により観察される画像を分光器に導入し、各箇所の分光スペクトル測定が行えます。

内部に平面鏡導入機構(オプション)を設置することにより、1つのCCDで観察と分光測定を切り替えることが出来ます。

 

カメラレンズ分光器ラインナップ表

型番名 CLP-50*1 CLP-100 CLP-200 CLP-300 CLP-400 CLP-105UV CLP-75IR CLP-100IR

波長領域(nm)

400~700

400~700

400~700

400~700

400~700

220~900

900~1700

900~1700

焦点距離(mm)

50

100

200

300

400

105

75

100

F値

F/2.5 *2

F/2

F/2.8

F/2.8

F/2.8

F/4.5

F/2

F/2

逆線分散

30nm/mm

7nm/mm

3.5nm/mm

2.4nm/mm

1.7nm/mm

7.3nm/mm

17.8nm/mm

13.3nm/mm

光学系

レンズ

 レンズ

レンズ

レンズ

レンズ

レンズ

レンズ

レンズ

*1. CLP-50は顕微鏡接続専用

*2. 顕微鏡対物レンズ×100倍を想定

※逆線分散は1200本/mm回折格子を使用した場合の数値です。(但し、CLP-50、CLP-75IR、CLP-100IRは600本/mm)

※同時測定波長範囲などは使用するCCDなどにより異なります。ご相談ください。

 

 

MK-300 イメージング分光器(スタンダードタイプ)

 

  • 新設計光学系採用の本格ポリクロメータ
  • 非点収差を極限まで減らし、波長両端で発生していた解像度低下を大幅に改善
  • 回折格子は最大3枚を搭載でき、コンピュータから自由に選択が可能
  • リーズナブルな回折格子1枚型(MK-301)と波長駆動手動タイプ(MK-302)もラインナップ

 

EMDP-100 エシェル分光システム

  • 高分解能かつ広帯域を同時に測定できる新手法の分光器
  • LIBSなどの測定に最適

 

CLP-400 カメラレンズ分光器(可視用高感度タイプ) 特許 第4883549号 取得

 

  • 微弱光測定・多点分光測定に最適
  • F=2.8のカメラレンズを使用した低収差で明るい分光器
  • カメラレンズを使用している為、可視光領域専用ですが一般的なミラー光学系に比べ、明るく空間分解能な分光器
  • 焦点距離100mm・200mm・300mmタイプや近赤外領域タイプもラインナップ

 

CLP-50 顕微鏡接続用イメージング分光器

 

  • 観察画像の分光測定に最適
  • 倒立顕微鏡のCマウントに直接接続することにより、試料の画像測定とライン分光測定を1台で行うことが可能

 

CLP-105UV 紫外用イメージング分光器

 
  • 波長220~900nmにおいて、空間分解能に優れたイメージング分光器

  • 紫外線撮影用カメラレンズを使用していますので、プラズマ・燃焼・放電などの測定に最適

  • 画像観察用に平面鏡を搭載し、画像確認とスペクトル測定を瞬時に切り換えが可能

  • オプションで回折格子は最大3枚搭載可能

 

MCI-135  多波長同時計測カメラ

 
  • 同一視野・同一時間での4波長同時イメージングが可能
  • プラズマや水素分子発光(Hα/Hβ/Hγ)など高速測定が必要な計測に最適

 

IM-50 イメージング分光顕微鏡

 
  • 従来の顕微鏡に分光スペクトル取得機能を搭載したまったく新しい顕微鏡
  • サンプルの1軸方向をスキャンし、専用開発した分光器とCCDで画像取得を行うことで、顕微画像における分光測定と分光画像の取得可能